お茶のお稽古を始めてもうすぐ一年。

毎週毎週お点前の種類が違い、順序や扱いが変わるものの基本的にはお茶を点てる、お茶をいただく一連の流れを行っています。

教えてくださる講師のお二人もほとんど一緒。

時折ご用事があって臨時の講師の方が来てくださいますが数える程度。

週に1度、二時間程度の時間を一緒に過ごす中で、講師の方々の個性も面白いなと思うようになりました。

基本お茶は堅苦しいと感じる人も多いと思います。

お茶碗の持ち方、お箸の持ち方、歩き方まで指導を受けるので、自由にやりたい、型にハマるのが大嫌いという方には耐えられないかもしれません。

先生も生徒さんのお点前を近くで座ってじっと見て間違えたところや忘れたところを教えてくれます。

なので、よく知らない人がお稽古の光景を見たら、人が代わってたりお点前が変わっていてもほとんど気がつかないと思います。

でも、お稽古を続けるうちに、講師の方々の教え方のクセ、着物の着方、話すときの口グセなどの個性が一人一人違うことを感じるように。

一人の先生は、初心者の私にもたくさんのことを教えようととにかくたくさん伝えてくれます。

ときに先生のお話が長くてお点前の流れが止まってしまうのですが、私に一つでも手の動かし方や道具の扱い、道具の由来などといった知識を知って欲しいという想いがものすごく伝わってきます。

お年を召していて、補聴器をつけながら指導をしてくださっていて、ずっとこうやって情熱的に教えていただきたいなあと思っています。

もう一人の講師の方は私が「初心者のための茶道教室」という初級コースを受けていた時から教えていただいています。

第一印象は厳しいそうで、私が所属する茶道教室の、社中全体を仕切っていらっしゃるとてもしっかりした方。

でも実際にお点前の指導をしていただくとところどころにユーモアというか洒落がきた言葉が出てきたり、娘を連れて行ったときにも娘に笑いかけてくださったりと、柔らかい一面も持った素敵な方です。

着物を着てお稽古に行ったときにはあらーと目を細めて喜んでくださって本当に嬉しかったです。

関わっていくなかで別に私はこうですと自己主張されたわけでもないし、一緒に食事したりお茶を飲みながらおしゃべりしたわけでもないけど、先生方の個性は何気なく滲み出てきて、私はそういうのがなんかいいなあと感じます。