現在においては蠍座の支配星は冥王星となっていますが、冥王星が発見される以前は冥王星の支配星は火星でした。火星は牡羊座の支配星でもあり、情熱、やる気、行動力を司ります。

牡羊座の情熱について

牡羊座の情熱については「未知の世界に対する探究心」という言葉がぴったりです。牡羊座は新しい世界に到着したばかりで周囲の環境は今までとは全く違う未知のものに触れ合う段階。まるで生まれてきたばかりの赤ちゃんが世界を見るような感覚です。

牡羊座を突き動かすのは「この世界はどんなところだろう」「この世界をもっと知りたい」という衝動が情熱の根源にあります。
なので、牡羊座さんは割と目についたものに見境なくぶつかっていく、という性質があります。相手がどういう人か、好きか、嫌いか、という先入観を持たず、ただ自分の目の前にいる人と関わりを持っていく。

相手がだれかによって手段を変えることもしませんし、綿密な計画を立てて取り組むののではなく思ったが吉日で何もない状態でも走り出せる。

なので牡羊座さんは向こう見ずなようにもみえますが、「これがやりたい!」「まだ知らないことを知りたい!」「目の前の相手のことを知りたい!」という純粋な動機で突き進めるので、牡羊座さんはとても無邪気で裏表がないストレートさ、潔さを感じさせてくれます。

牡羊座さんの動機は対象を知りたい、という探究心からくることが多いですね。何も知らない状態なので「自分」を知りたい、「相手」を知りたい、というのが牡羊座さん的モチベーション。
何もないところに情熱の炎を燃え上がらせることができる、すごいエネルギーが牡羊座さんなんです。牡羊座さんの物事をスタートさせる力がなければ何事も始められませんからね。

RPGや少年漫画の主人公はとても牡羊座的ですね。最初は未知の世界に放り込まれて、この世界のルールや常識なんてわからない、なのでとにかく人や事件に関わり続けることで自分と世界との関わり方を知っていく。
とにかく手当たり次第であった敵と戦いまくって自分の能力や限界を知っていくというのが牡羊座さん世界ですね。

蠍座の情熱について

対して蠍座の情熱は「自分が関わると決めた対象の全てと一体化する」という形で出てきます。

牡羊座のように自分の目の前に現れたものに見境なく関わって行くことはなく、自分がこの人と決めた人と徹底的に関わっていくのが蠍座さんの情熱です。

牡羊座さんはとりあえず知らないものに対して衝動が働きますが、蠍座さんは自分のお眼鏡にかなった人、ある程度知って、そこからもう一歩踏み込む段階が蠍座的な火星のエネルギーです。

蠍座さんの情熱は選ばれたものに対してしか注がれません。しかし、一度情熱を注ぐと決めたものに対しては徹底的に関わります。
対象のちょっとした変化にもすぐに気がつくことができる優れた洞察力を持ち、根気強く、徹底的に相手に尽くします。蠍座さんといい関係を持つことができた時、心からの信頼と愛情深さを感じることができます。

蠍座さんは一度作り上げた関係をいつまでも大切に大切にするサイン。自分からはほとんど心変わりせず、変わらぬ愛情、情熱を持ち続けられるのが蠍座さんの特徴。

そして、蠍座さんが火星の力を戦いの力として発揮した場合、これは牡羊座さんのような短期決戦型ではなく、長期戦、持久戦的な性格を帯びてきます。
蠍座さんにとっての戦いはいわば自分の愛情を守るための戦いです。その蠍座さんの愛情が永遠を思わせるほどに重いものなので、戦いも自ずと重々しいものになることは想像に難くないかと思います。

蠍座さんは一度戦うと決めたらそれこそどちらかが死んでしまう(という気持ちになる)まで、徹底的に戦いを続けます。とても愛情深い蠍座さんなのですが、一旦戦うと決めたら無慈悲なまでに執念深く攻撃します。

自分のこの性質を薄々感じ取っている蠍座さんは戦わなければいけない状況にならないように自制していることが多いです。ぶつかりそうになる人とはそもそも関わらない、好きな人とだけ関わる、という風に戦わずに済む生き方を選んでいます。
なぜなら、蠍座さんは相手を徹底的に潰すまで戦いますが、その戦いによって自分自身も(たとえ勝ったとしても)深く傷つくことを知っているから。

火星エネルギーについて書いて行きました。
牡羊座的な情熱、蠍座的な情熱は結構違いますが、どちらも大切なエネルギーです。以前火星期についての記事も書きましたが、火星期にある方はぜひ両方のサインの火星エネルギーを上手に扱えるようになると人生をもっと展開させていけると思います。