幸運の星と言われている木星は射手座、魚座の支配星です。魚座の支配星は現在は海王星ですが、海王星が発見される以前の伝統占星術においては木星が魚座の支配星でした。この二つの木星を支配星とするサインはどの部分において木星らしさが出てくるのかを説明していきたいと思います。

射手座の寛容さが現れる部分

射手座は火星座、柔軟宮です。射手座のキーワードは「真理」「善」「知恵」「哲学」です。そして、蠍座の狭い狭いしがらみの多い場所から勢いよく飛び出したのが射手座ですので「自由」「旅」というキーワードも射手座的ですね。
射手座の寛容さ、というのは広い世界に飛び出してありとあらゆるものを受け止めて、自分なりの理想に突き進んでいく姿の中に見いだすことができます。
射手座は特定の場所の限られたルール、といったものに縛られません。そして、相手を自分自身のルールに縛り付けるということも嫌います。自分自身が理想に向かって突き進むように、相手が相手の理想を持ち成長する、という姿勢に対して寛容さを示すのです。
その意味で、射手座はとても良い教育者的な性格も持っています。自分のやり方を絶対視せず、様々な価値観に対して可能性を感じることができるので、教え子が様々な挑戦をすることを奨励し、サポートします。
射手座の寛容さは相手の挑戦、出発を歓迎するという形で表されるのです。昔の学園ドラマで子供達に対して「夢を持って努力すればなんでもできる!」と熱く語りかけ、子供達を導いてる熱血教師が射手座のイメージです。
とはいえ、ただただ熱血なだけだと牡羊座や獅子座的な感じになってしまいます。射手座はただ暑苦しいわけではなくて、どのように指導すればいい方向に向かうかという「展望」も持っていますし、子供達を正しく導くための「知恵」も持っています。

魚座の寛容さが現れる部分

魚座は水星座、柔軟宮です。魚座のキーワードは「癒し」「救い」。人の一生で12星座を例えると魚座は死後の世界を表しているのですが、今世からあの世へのステージの変化、という見方では射手座と同じ「旅」「自由」が共通したキーワードとなるでしょう。
魚座は
射手座は相手の旅立ちに対して寛容さを示す、ということを書きましたが、魚座の寛容さはどちらかという旅を終えて帰還したものを受け入れる、という形で示されることになります。
牡羊座から水瓶座の旅を終えて、最後魚座の領域にたどり着いたものには様々なストーリーがあります。
確立した自己を発見して、達成感を得た状態で終わりを迎えたもの、旅路の途中で挫折を経験し克服したものもいれば克服することができずに絶望した心で旅を終えるものもいるでしょう。
魚座は旅から帰還したものがどのような状態であっても迎え入れてくれるでしょう。旅の果てにお帰りなさいと微笑みかけてくれる聖母のようなイメージです。

射手座と魚座について、「寛容さ」をテーマに比較してみました。射手座さんと魚座さんは木星がどのサインにあるかに関わらず、いつもその心に寛容で懐の深さを持っています。
常に生きているこの道の先に何かいいことがあるという「希望」を持ち続けられる姿はきっと他の人にとっても希望の灯火となっていることでしょう。