こんにちは。金星の逆行について書きましたが、今回は水星の留について書いていこうと思います。
留とは天体が順行から逆行に変わるとき、もしくは逆行が順行に変化するとき、ある一定の度数から天体が全く動いていないように見える期間のことを言います。
私は水星が逆行から順行に転じる直前 (出生時間の約3時間後に巡行が始まる)の留の時間に生まれました。

留の天体は一定の度数から全く動いていないように見えるため、その度数の意味合いがとても強く出ると言われています。
ホロスコープ全体で目立つ位置にいるわけではない、品位が特にいいわけでない場合も、天体自体の働きが活性化されるため、その人のホロスコープで注目されるポイントの一つです。

水星の留を持つ有名人で代表的な方はヒラリー・クリントンさんですね。蠍座の水星で逆行が始まった直後の生まれ。生まれた時間的には留といえるかは微妙な感じですが、逆行が起こった日に生まれていらっしゃるので留と言っていいのではないでしょうか。
蠍座の水星の徹底的に物事を追求するという特性を最大限に発揮し、弁護士として素晴らしいキャリアを築き上げられ、アメリカ初のキャリアウーマンのファーストレディに。そしてご自身も一時はアメリカ初の女性大統領になろうかというところまでいきました。
ヒラリーさんの水星は蠍座22度「鴨に向かって進み出るハンター」。この度数は蠍座の徹底的に目標に向かって深掘りしていくという激しい感情がピークになる度数ですね。
テレビで見たときのヒラリーさんの相手に対して挑みかかるような口調を思い出すと、弁護士時代のヒラリーさんの徹底した洞察力、追求力を想像してそれだけで震え上がってしまいます。
きっとものすごく優秀な弁護士だったと思います。

私の水星は乙女座で留でした。水星が留の人の場合は「知性」「コミュニケーション」「好奇心」「職能」といったあたりが活性化します。
ヒラリーさんの後に説明すると私がすごく立派な人のように思われそうですが、全くの普通の人です。

しかも、私の水星は一見すると目立ちません。ですが、とても特徴的で、ホロスコープの中で浮いた存在と言えます。

私の天体図の場合、最も目を引くのは火のグランドトラインとそこに天秤座の冥王星がカイトを形成しています。
この火のグランドトラインはアセンダント、金星、火星、といった目立つ天体、ポイントが含まれているのでまあ目立ちます。
天体図そのものもそうですし、私の第一印象は獅子座のアセンダントそのもので、自分ではおとなしくしているつもりでも目立っている、学校では先生に授業中にしょっちゅう当てられる、面倒な仕事を押し付けられる、といった形で出ていました。

そんな中、私の水星は乙女座17度で一人ポツンとさりげなく存在しています。ハウスこそ1ハウスという目立つ場所にいますが、5度前ルールを適用すれば2ハウスに入ってしまいます。
アスペクトも月とのセキスコードレート、土星とのセミスクエア、木星天王星とのバイノバイルはありますが、メジャーアスペクトはなく、ほぼノーアスペクト。
主要10天体の中で唯一の土サイン。
本日取り上げた順行直前の留。
ということで、徹底的なはぐれ狼として私の水星はゼロポイントで、なんの制限も縛りも受けずに自由奔放に動いている、といった印象になります。

体調が良かろうが悪かろうが本を読み続けていて、毎日ブログを書き続けているといった部分でこの特徴が出てきているのだろうと思います。
あとは全く褒められることではありませんが、いわゆるテレビゲームの作業部分が全く苦になりません。
学生時代はスクエア・エニックスのサガ系のゲームで、ものすごくドロップ率の低いアイテムを手に入れるためにひたすら同じ戦闘をしてドロップしなければリセット、という作業を一日中やっていられました。
今も子供達に頼まれれば、欲しいアイテムがドロップするまで夜ゲームをやりますし、そういう作業も楽しいなと思ってやってます。
他にも好きな映画も何度も何度も繰り返し見ても全く飽きずに楽しめたり、同じ本をずっととっておいて折に触れて読み返したりしています。
乙女座はきっちり整理整頓しているイメージがあるでしょうが、いつかまた役に立つかも、と考えるとなかなか捨てられない、案外溜め込むサインですので、私の本棚も割と雑多に本が溜まっております。

ちなみに水星のサビアンは乙女座17度「噴火している火山」です。このサビアンは中に溜め込んだものを吐き出す、という意味がありますが、私の場合は知識や情報を溜め込んでこういう場所で書いている、ということに現れているのでしょうか。
口喧嘩でも割とずーっと不満を溜め込んである一点に到達すると堰を切ったように相手への不満を細かーく並べ立てます。月冥王星のオポジションもあるので、溜め込んだものが一気に噴出すると自分も相手も徹底的に傷つくのでここら辺はもう少し小出しにしていけるといいな、というのが自分の目標です。

こうしてみると、アスペクトが多い天体、目立った配置にある天体でなくとも、天体の力がきちんと発揮されることはある、といえるのだと思います。

正直、ちょっと前まで私は自分の水星はなんだかはっきりしない目立たない存在、いけてない存在だと思っていたのですが、よくよく見てみると、縁の下の力持ち、ほかが調子を崩しても独立して動く名脇役として天体図の中では職人的な働きをしてくれているなあと感じています。

皆様も、扱い方がわからない天体、なんかうまく力が発揮できていない天体があると感じていても、見方次第でとても素晴らしい存在として輝き出すことができると思います。

本日もお読みくださりありがとうございました。