着付け教室のカリキュラムでお着物を着て街へお出かけに行こう、という回があり、参加してきました。
11時集合で各自来た人から黙々と準備を始めます。
この日は小物含め一切のレンタルができないので、着物と帯しか持っていなかった(もらっていなかった)私は長襦袢やら着付けセットやらを揃えるのが大変でした。
何せ私の小学校の頃のあだ名は「忘れ物の女王様」。(というか、これ小学校の頃の担任がつけたんですよ、ひどいですよね)
着付け教室の最初のレッスンのときにもらった着付けに必要なものが書かれた紙を見ながら前日からスーツケースに詰めて万全の状態で今日に挑みました。
とはいえ、生徒さんの中には襦袢を忘れたという方もちらほらいらっしゃったようです。そういう方達はレンタルを借りていたみたい。
私も11時少し前に教室に到着して小物の準備やら肌着の着用やら含め12時前にはなんとか着物が着終わりました。
なんとか出発時間までに終わった。。。
と達成感に浸っている間も無くお出かけが始まります。
今日は着物を着たときの所作やマナーを体験したり、お出かけから帰って来たときの着崩れを直したりがメインなのでした。
着物に着慣れてない私にとってはとにかく歩くことから難しく感じました。
電車にも乗ったのですが、混んでいてつかまるものが近くになく(手すりに手を伸ばすのも着物だと躊躇します)、ガタガタ揺れる車内で慣れない草履は正直怖かった。。
私は着物の上に着る道行や羽織、コートの類を全く持っておらず、ショールを着用しましたが、周りの生徒さんは結構道行やコートを持っていらっしゃって、なんだか羨ましかったです。
着物だと日常の動作一つ一つが気を使いますよね。
テーブルの真ん中にあるカトラリーを取るのもいちいち袂を抑えますし、トイレに行ったときは襦袢とお着物を上に捲り上げてクリップで留めてから用を足さなきゃいけませんし、心の余裕がないと焦って思わぬアクシデントがありそうでヒヤヒヤします。
着物だとお腹周りにたくさんの布を巻きつけてる分、たくさんは食べられませんね。
いつもなら出された料理は完食できる私ですがお料理を残してしまいました。味はとっても美味しかったです。
ご飯も食べ、お店の中が暖かくて眠くなったあたりで食事はお開き。
着付け教室に帰ってきたときはなんだかグッタリしていました。
そこで気崩れ直し講座。
私は少し裾が落ちてきてしまっていたので、腰紐をつかって一時的に裾上げをするやり方を教えていただきました。
他にも襟元が開いてしまったときの直し方、衣紋が詰まってしまったときの直し方、帯が落ちそうなときの直し方を他の生徒さんをモデルさんにして見せていただきました。
今度の茶道教室は着物で行ってみようかな?
忘れないうちにやっとくことが重要ですね。